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ロック始末と他の縫製技法の比較 〜見えない部分へのこだわり〜

洋服の品質を左右する重要な要素のひとつが「縫製始末」です。

ここでは、代表的な縫製技法である「ロック始末」と「折り伏せ縫い」「パイピング始末」を比較し、それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。

ロック始末(オーバーロック)

 特徴

  • 布端のほつれ防止に特化した方法です。
  • 専用のロックミシンで一度に裁断と縫製、端かがりができるため、効率的でシンプルなこともあり、大量生産に向いおり、多くの既製品に見られます。
  • 縫い代が外に見えにくいが、内側ではオーバーロックのステッチが見えます。
  • 表面からは見えない部分であっても、その仕上がりが全体の品質感に大きな影響を与えます。

 メリット

  • 短時間で仕上げられます。
  • 伸縮性のある素材にも適しており、カジュアルウェアで広く使用されています。

 デメリット

  • 高級感は劣ります。
  • 縫い代がやや粗く見えることもあります。
  • 長期使用でほつれやすい場合があります。
  • 一度にかがるため縫い目は弱いです。
  • 身体に当たるため着心地は悪いです。

折り伏せ縫い(フラットフェルシーム)

 特徴

  • 縫い代を包み込み2回縫うことで、縫い目が完全に隠れる仕上げです。
  • 強度が高く、ジーンズやシャツやデニムなどの耐久性が求められる衣服に使用されます。

 メリット

  • 裏表どちらも美しい仕上がりです。
  • フレームのような役割を果たし、シルエットが美しく整います。

 デメリット

  • 手間がかかるため生産コストが高いです。
  • 厚地の布には不向きな場合もあるので注意が必要です。

パイピング始末

 特徴

  • 布端を別のバイアステープなどで包んで縫う方法です。
  • デザイン性を兼ね備えており、内側のアクセントとしても活用されます。

 メリット

  • 高級感のある仕上がりになります。
  • 縫い代の強度もアップします。アルウェアで広く使用されています。

 デメリット

  • 手間とコストがかかります。
  • 厚みが出やすく、軽やかなシルエットには不向きな場合もあります。

まとめ

  • 効率重視ならロック始末:シンプルで速く、大量生産向きです。
  • 耐久性と美しさなら折り伏せ縫い:内側も完璧な仕上がりと強度が上がります。
  • デザイン性を加えるならパイピング始末:アクセントとしても機能性があります。

「誰も気づかないかもしれない。でも、だからこそ大切にしたい。」——この想いが、洋服作りにおける内面へのこだわりを象徴しています。
着る人の誇りや自信を支える大切な要素なのです。

用途や品質に合わせた縫製技法を選択することで、見えない部分へのこだわりが、洋服全体の格を左右します。
洋服の内側に隠された細部の美しさが、長く愛される一着へとつながります。